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夜勤は何年続けられるのか?続けたら体と精神の危険な状態とは?



工場夜勤は何歳まで可能なのか、考えてみた
夜勤をやってる皆様(特に20代~30代の方)に、夜勤が出来る限界の年齢を知れば、まだ若い内に将来を見据えた行動をしていただければと思います。正直、定年までは続かない可能性が高いと思われます😅
何歳まで大丈夫なのか?年齢の限界は?
統計データ的な物は特に見当たりませんでしたし、夜勤は何歳までという法律も存在しません。キツイのにちょっと夜勤は軽視されてるのか…😅
とりあえず20年間夜勤経験をした方の話しから、夜勤の限界年齢は…
工場夜勤の限界年齢は40~45歳まで
とのことです…
また限界年齢は条件によって変わってきます。
- 三交代なら55歳~60歳が限界
- 自動車工場など体力がいる工場では40歳~45歳が限界
- 一週間の内に昼夜チェンジがある工場は40歳が限界
- 夜勤専属なら定年まで可能
仕事内容、職場環境、各人の体力や性格、どれだけ責任のある立場か?などによっても±5歳くらいの誤差は出ると思います。あくまでおおよその目安だと思ってください。
二交代24時間稼働とか、頻繁にシフトチェンジがあるようなキツイ夜勤シフトほど限界年齢は下がります。ま、当たり前ですよね。
一方、シフトチェンジが発生しない夜勤専属なら定年まで働くことも可能だと思います。夜勤で辛いのってシフトチェンジなんですよね…
40歳を超えたら夜勤シフトがキツくなってきた…
引き続き20年間夜勤を続けていた方のお話ですが、転職を重ね、退職までの10年間(34歳~43歳頃まで)以下の様なシフトで仕事を続けていたそうです。
【職種】
表面実装のマシンオペレーター
【勤務時間】
朝勤 9:00~21:00(休憩 12:00~13:00)
夜勤 21:00~9:00(休憩 1:00~2:00)
【シフト】2週間毎にシフトチェンジ
※年の約7割くらいが二交代シフト、それ以外の時期は日勤のみ
二交代24時間稼働のハードな夜勤シフトでしたが、賃金はいいし、自分なりの夜勤のリズムも作れていたので、それなりに楽しかった。
中途採用なので昼の部署へ移動できる可能性は無いけれど、趣味が走ることで体を鍛えていたので、まぁ定年まで夜勤できるだろう…と高をくくっていたんです。
ところが・・・
40歳を越えた途端に夜勤シフトに対応できなくなったんです。急にフレーズが変わったというか、夜勤の疲れが休日でも回復しないし、明け方に動悸がすることも多くなった。
「…もう、定年まで夜勤シフトは無理だな…」
そう考えながらも3年程頑張ってみましたが、その後の人間関係にも悩まされ、43歳で退職に追い込まれました…
転職の時、せめて三交代の職場を選んでおくべきだった。三交代なら定年まで頑張れたかも知れない😢



夜勤の危険な健康被害とは?
- 生体リズムを崩しあらゆる病気を招く
- 自律神経失調症になる
- 不眠・睡眠障害を招く
1.生体リズムを崩しあらゆる病気を招く
不整脈や生活習慣病の原因に繋がります。
人間の体は朝目覚め、夜暗くなると寝るといった「生体リズム」と言う物があります。
体内時計の中でも約24時間周期でリズムを刻むサイクルを持っていて、これによりホルモン分泌、体温、自律神経、血圧がコントロールされて健康が保たれています。睡眠を取るべき夜中に仕事をしていると、当然リズムが崩れてきます。
生体リズムの崩れから、胃腸障害、不整脈、血糖値上昇、メタボリック、糖尿病、高血圧などの生活習慣病を起こしやすくなります。
2.自律神経失調症になる
生体リズムとも関係がある自律神経とは、心拍、呼吸、ホルモン分泌など各臓器の働きをコントロールしていて、体内時計と連動して働く体の調節機能です。
昼夜逆転する夜勤を続けると体内時計が乱れ、交感神経と副交感神経のバランスが崩れます。その状態を放置して働き続けると自律神経失調症になりかねません。
3.不眠・睡眠障害を招く
自律神経には昼間活動してる時優位になる交感神経と、休息、夜間睡眠時に優位になる交感神経があります。
昼夜逆転の夜勤を続けると体内時計が乱れ、交感神経、副交感神経のバランスを崩し、放置して働き続けると自律神経失調症になりかねません。

