


15時30分に寝て22時30分に起きないといけないんだけど、
全然眠れない・・・・




夜勤中眠れなくて、
睡眠時間を確保するため、睡眠薬を使ってみようと思っている人はかなり多いです。
睡眠薬を使ってみたいけど、怖いな。でも眠れるなら使ってみたいと悩まれている方に、
睡眠を確保する手段としての睡眠薬についてご紹介します。
目次
そもそも眠れないってどんな状況?
寝ないと辛いから寝たいのに寝むれない状況下において、自己努力ではどうにもならない状況が考えられます。
夜勤前の仮眠であれば日光を感じながら入眠しなければならない、
夜勤後は翌日勤務を控えているとどうしても寝ておきたい等の生活リズムが存在します。
その中で眠れないと言われる状況でも、
- 寝つきが悪い
- すぐ眠れるが途中で起きてしまう。
- 短時間の入眠・起床を繰り返してしまう
等様々な状況が考えられます。

人によっては数時間でもこまめに取れればそれでいい等、個々に睡眠サイクルは違ってきますが、
その睡眠に合わせるように睡眠薬にも種類があります。
眠れない状況下においても熟眠感という本人の眠れた自覚は、現状における睡眠への満足度や解消したいポイントに対する睡眠薬を選択する上で、重要な指針となります。
眠れない状況=不眠に該当する場合があります。
以下の不眠と適切な睡眠薬の4つの分類のどこに当てはまるのか確認してみて下さい。
不眠とは
1入眠障害…寝つきが悪い→超短時間型、短時間型睡眠薬
2中途覚醒…睡眠中に何度も目が覚める→眠れない時だけ超短時間型睡眠薬
その他短時間型、中間型、長時間型睡眠薬
3早朝覚醒…朝早くに目が覚める→中間型、長時間型睡眠薬
4熟眠障害…ぐっすり眠ったという感覚がない、眠りが浅い→中間型、長時間型睡眠薬

睡眠薬を利用するにあたって
日頃の生活においても睡眠がうまく取れないと寝不足を感じやすく、寝不足と共に疲労感や集中力を欠き辛い思いをしている人は多いと思います。
仕事中もあくびばかり眠たくて仕方ない、
カフェインでも取って目を覚まそうとするが…なんて状況は誰しもが経験したことかと思います。
日頃の睡眠不足や睡眠負債が自己努力ではどうにもならず、睡眠を取る手段として睡眠薬を選択される方もいると思います。
一般的に睡眠薬と聞くと、依存性がある等副作用を心配する声が多くあります。
そもそも睡眠薬とはどのようなものがあるのか、入手方法は何があるでしょうか。
ドラックストア
市販薬として購入可能です。
薬の区分として睡眠改善薬、鎮静剤の項目で取り扱っています。
最近では睡眠に関して漢方も取り扱っている店舗が増えており、飲み合わせも含めて店舗にいる薬剤師に自分の体調に合うものを相談するのも手です。

処方薬
医師の診察を受け、症状改善に適した内服薬を処方して貰う方法です。
医師の診察や受診が必須のため、受診することに手間を感じる方がいると思いますが、睡眠の状況により単純に眠れない状況が生活習慣のせいだけではない可能性があります。
大きな病気が隠れている場合もあるため、自分の体を睡眠の観点だけではなくトータルで見てもらえるのは大きな安心に繋がります。
また、睡眠薬は処方薬の取り扱いとして処方制限があり、最大30日分しか処方されません。
そのため、依存性を怖いと思う方にとっては内服するにあたって、限られた内服量で効いているのかどうかを感じやすく、調整がしやすいと思います。

睡眠薬のメリット・デメリット
睡眠薬を実際に使用していくにあたり、実際にどのような効果があり、反面どのような欠点が潜んでいるのか。安心・安全な利用を続けていくためにも確認していきましょう。
メリットとは
一般的に寝る前に飲酒の習慣のある方は、寝酒によっても入眠効果はありますがお酒に対する強さにより飲酒量が増え、ゆくゆくはデメリットが目立つことになります。
寝酒より確実に寝ることができ、用法容量を守って使用することで安全性が高い方法になります。
デメリットとは
一般的に寝ぼけてしまう状態を一過性健忘といいます。使用者に必ず出るわけではありませんが、その人の睡眠状況や合わない容量だと朝の覚醒が悪くなるため、寝起きが悪くなる状況を作ってしまいます。
人によりますが、一般的には高齢者に多く感じやすい筋弛緩という力が入りにくくなる状態です。また、用法容量を守って使用できないと依存性を高めてしまうことがあります。実際に薬を服用する際や、その内容によっても注意するポイントがあります。
以下の3点に気を付けて下さい。
服用するのは寝る直前
寝るために服用するものであり内服後活動することを予期しているものではありません。
聞き覚えがある方もいると思いますが、睡眠薬内服後に自家用車を運転し事故を起こしたなんてことに繋がります。
食後の内服は避ける
食事により効果の強弱があります。
正しい服用方法としては、おなかに水分以外何も入っていない状態ではありますが、食事を取ってすぐにでも寝たい時もありますよね。
寝るつもりはなくても寝落ちした時はできる限り消化が進む、おおよそ1時間後を目安に服用してみて下さい。
服用には注意が必要
睡眠薬を用いて寝る習慣をつけるのであれば、今日は寝むれそうと思って服用しない、薬を使わずに寝むれるならそれが1番いいと考える方は多いと思います。
もちろん眠れない時だけ服用する方法でも睡眠薬は用いられます。
しかし、睡眠薬を習慣化していた方が急に眠れない時だけ服用に切り替わると頭痛・めまい・吐き気等体調不良を生じる離脱症状が出現しやすく、眠れない時に服用すること事態が1か月程続くとこの薬がないと眠れない!と依存状態になってしまうのです。
また、長期利用をしている方が突然内服を中断してしまっても反跳性不眠といわれる眠れない状態に逆戻りになってしまいます。そのため睡眠薬は調整が必要であり、徐々に減量していくか種類や容量を減らす、隔日内服にする等工夫が必要です。
睡眠薬の利点を有効活用するためには、欠点も含めて知った上で対策が必要です。
まとめ


睡眠薬は無理やり睡眠を起こさせる薬ですので、
体にいいというわけではありません。
毎日使用ををしないといけないと言いましたが、
毎日使用することで逆に睡眠薬がないと眠れない状況になることがあります。



確かに短期的に眠れない時に使う分には大丈夫なのですが、
長期的しようとなると薬への依存性で薬がないと眠れないということが起きかねません。
ですので短期的にはOKですが、
長期的な使用はNGだと思っています。