夜勤をしていると必ず出てくる悩みがあります。
それは『なかなか疲れが取れない』というもの。
睡眠リズムや食事のリズムが乱れやすい夜勤では、この悩みが常につきまとうことでしょう。
今回はなぜ夜勤は疲れが取れにくいのかといった理由や疲れを取る方法などを見ていきましょう。
疲れが取れにくい理由
まず夜勤で疲れが取れない理由ですが、『慢性疲労』や『睡眠の質が悪い』という理由が挙げられます。
長年夜勤で働いて来られた方は、慢性的な疲れが溜まった状態になりますので余計に疲れが取れにくいのです。
そして理想の睡眠時間が7時間~8時間とされているように、睡眠には熟睡しておくべき時間というものがあります。
その時間は午後10時~午前2時の間で睡眠のゴールデンタイムと呼ばれる時間になります。
この時間に睡眠を取ることでホルモンが活性化されたり、ビタミンが生成されやすくなるのです。
しかし夜勤で働いている方は、この睡眠のゴールデンタイムは絶賛お仕事中。
つまり、質が良い睡眠を取りにくい状態になりやすい傾向にあります。

睡眠のリズム
では、「たくさん寝れば、疲労が取れるんじゃないか?」とあなたは思われましたか?
確かに夜勤明けに7~8時間以上眠れば、疲れが取れるかもしれません。
ですが、夜勤明けにたくさん寝てしまうと逆に疲れが溜まってしまう可能性があるのです!
理由として挙げられるのは、『睡眠のリズムが乱れてしまっているから』です。
私たちの身体は朝に太陽の光を浴びることで睡眠に必要なホルモンを活性化させたり、必要なビタミンの生成が可能になります。
けれども夜勤明けに何時間も寝てしまうとホルモンが活性化されにくかったり、ビタミンが作られなかったりするので、オススメできないのです。

睡眠の質を高めるために
上記で疲れがとれない理由に『睡眠の質が悪い』という点を挙げました。
理由が分かれば次に気になるのは、『睡眠の質』を良くする方法でしょう。
この方法が分かればきっとこれからの夜勤明けの行動が分かり、きっと心も身体も楽になると思うのでぜひ実践してみてくださいね!
オススメの行動① 仮眠の環境を変える
では、少しでも質が良い仮眠をとるためにできることを紹介していきますね!
まず環境を変えることができるならば、光や音を遮断するのが良いでしょう。
窓から強い光が入ってくるとうまく眠ることができません。
ここでオススメなのは、遮光カーテンを利用したり、アイマスクを活用することです。
続いて『音』ですが、睡眠があまり取れていない状態だと自律神経が乱れているので少しの音でもストレスになる可能性があります。
なので耳栓などをして周囲の音を遮断するのがとても大切になってきます。

オススメの行動② お風呂と食事
次にオススメなのが、『ゆっくりお風呂に入ること』です。
身体を温めると全身の血液の流れが良くなるだけでなく、乱れていた自律神経を整えることができるのです。
『リラックスしている状態』とは、自律神経のうちの副交感神経が活発になっている時。
この副交感神経が優位になっている状態は、ゆっくりお風呂に浸かっている時や美味しいご飯を食べている時になります。
ですので、例えばお仕事がお休みの日に岩盤浴に行ったりサウナに行ったりして身体を温めるのが良いでしょう。
とは言え、お仕事終わりではなかなか岩盤浴やサウナに行くことが難しいことかもしれません。
その場合は、お家のお風呂で十分に温まることを心がけてみてください。
程よく汗をかくとデトックス効果で身体がスッキリしますよ!

他にも先ほど挙げたように、美味しいものを食べるのも良いですね。
美味しいものを食べると幸せな気持ちになりますし、リラックス状態になりやすいと言います。
少し甘いものを食べるという方法もありますが、バランスよく食事を摂ることが大切です。
オススメの行動③ 適度な運動
最後に大切なことは、適度な運動をするということです。
今の時代では、車の免許を持っている方がほとんどです。
少しの距離でも車に乗ってしまうという方が多いので、そういった状態の方ほど適度な運動をしていただきたいです。
例えばウォーキングで30分歩くと運動にもなりますし、景色を見てストレス解消なども狙えます。
最初はこの30分のウオーキングが辛いかもしれません。
なので例え10分でもいいと思いますので、少しずつ始めてみるのがいいかもしれません。

まとめ
今回は、夜勤明けの『疲れが取れない』理由と解決方法を見てきました。
一見、当たり前のように感じられるとは思いますが、『当たり前のことを行う』のが一番身体に良いことなのではないでしょうか?
最近は大分温かくなってきましたし、運動などしやすいはず。
できる範囲で頑張ってみてください!