その職場によってさまざまな働き方があります。その中に2交代と3交代という働き方が存在します。


確かに月曜日~金曜日まで、朝8時~夕方5時で働いて土曜日曜は休みみたいな規則的な働き方ではありません。




人にはさまざまな性質があります。なので2交代の方が合う人もいればきついと感じる人もいれば、3交代の方が合う人もいてきついと感じる人もいるんです。
そこで今回は2交代と3交代のメリットデメリットをそれぞれ紹介していきます。
目次
2交代勤務とは
労働時間を2パターンに分け、それぞれ勤務する形態です。24時間体制の職場で採用されていて、主に午前9時から午後9時までの日勤と午後9時から午前9時までの夜勤というパターンに分けられます。
2交代のメリット
夜勤手当が高い
2交代制は夜勤手当が多いのが特徴です。夜勤手当が多い分、3交代制よりお給料が多くなります。夜勤手当は以下の通りで、
2交代平均額 約11,000円
3交代
準夜勤平均額 約4,100円
深夜勤平均額 約5,100円

夜勤手当は非課税ではありません。ですが、夜勤手当と似た「当直(宿直・日直)」に対する手当のうち、4000円までは非課税です。
休日が多くなりやすい
休日が多くなりやすい2交代制は日勤と夜勤を交互に繰り返す勤務体制です。この働き方は従業員の身体的な負担を考慮して休日が多くなる傾向にあります。


2交代のデメリット
拘束時間が長い
2交代制の拘束時間は12時間~16時間と長いです。
一般的な勤務時間の例は以下のような2つがあります。
①12時間ずつで交代する場合
日勤 8:00 ~ 20:30
夜勤 20:00 ~ 8:30
②日勤を8時間、夜勤を16時間とする場合
日勤 8:00 ~ 17:00
夜勤 16:00 ~ 9:00
このように日勤帯の勤務時間の2日分に相当する夜勤は、身体的な負担が大きくなります。


3交代勤務とは
シフト勤務とも呼ばれており、24時間を3つのシフトに区切り、交代しながら働く勤務形態を指します。三交代制の勤務時間は時間帯によって日勤、準夜勤、深夜勤の3種類に分類されます。

3交代のメリット
勤務時間が短い
3交代制は勤務時間が短いため、集中力を持続させて働くことができます。しかも、働く時間の選択肢が増えて、自分の都合や体調に合わせて働くことが可能です。

残業が少ない
3交代の場合は自分が担当する時間がキッチリと決められています。仕事が終わる30分ほど前には次の時間の人に進行状況などを引き継ぎするので残業することはほぼありません。

3交代のデメリット
生活リズムが乱れやすい
三交代勤務で働いていると、睡眠時間がバラバラになり不規則な生活になります。日勤の人と同じ睡眠時間をとっていても、不規則な生活では体内時計がくるっているため疲労回復ができません。


集中力の低下は効率だけではなく思わぬ事故やけがをしてしまう可能性が高くなります。さらに生活リズムの乱れは、胃炎や下痢などの消化器症状がでるほかに、動機や自律神経失調症、腰痛、肩こり、月経不順、眼精疲労、高血圧、糖尿病などキリがないほどの体調を崩す要因となってしまいます。


連休取りにくい
各シフトの勤務時間が8時間ずつのため働きやすい反面で次のシフトが回ってくるのも早いです。そのため連休が取りずらいのが3交代のデメリット。


まとめ
・夜勤手当が高くお給料が増える
・休日が多くなりやすい
・拘束時間が12時間~16時間と長い
・勤務時間が短いため自分の体調や都合に合わせて働ける
・自分が担当する時間がキッチリ決まっているため残業がほぼない
・睡眠時間がバラバラで不規則になるので、生活リズムが崩れる
・次のシフトが回ってくるのが早いため連休を取りずらい
2交代と3交代の他にも世の中には多種多様な働き方が存在します。新型コロナウイルスの影響でテレワークなどの働き方が顕在化しました。そしてこれからもウィズコロナとさらなるテクノロジーの進歩によって新たな働き方が現れると思われます。
今回紹介した2交代3交代の働きかたはその中のほんの一部にすぎません。人それそれに合う働き方は必ずあります。この記事があなたに合った働き方を模索するきっかけになれば幸いです。