そう。
夜勤で働いている方は、日勤で働いている方よりも疲れが取れにくいんです!
なぜ、なかなか疲れが取れにくいのか・・・
それにはいくつかの理由があります。
では今回はなぜ『夜勤はしんどいのか』という理由や解決策を見ていきましょう。
夜勤がしんどい理由① 肉体的な負担
夜勤がしんどく感じてしまう理由には、大きく分けて二つあります。
まず一つは肉体的負担。
これは仕事を開始する時間も理由の一つで、夜勤での勤務時刻は夜10時から朝5時。
それにより睡眠時間が乱れることが大きな原因であるのですが、乱れた睡眠リズムのせいで
身体が休まらないからなのです。
食事の時間も深夜になってしまうので胃の調子が悪くなったり、肥満になりやすかったり・・・
それが原因で病気を誘発してしまう可能性もあるのです。
特に夜勤で働いている人は『がん』になる可能性が高いと言われており、これも睡眠不足から来る免疫力の低下が原因です。
男性だと前立腺がん、女性だと乳がんなどになる確率が高く、次いで胃がんが挙げられます。
裏を返せばそれほどまでに、睡眠が大切なものであることが分かります。
しかし夜勤の場合お仕事が終わってから寝るとしても、世間では活動し始める時間帯・・・
つまり、朝方に眠ることになります。
それにより気になるのは、太陽などの光や生活音になってくるでしょう。
ただでさえ睡眠リズムが乱れて眠れないというのに、光や音が睡眠を妨害してくるのであまり眠れないまま夜勤に行くという人も少なくありません。
他にも職種によっては、夜勤は人が少ないため一人当たりの負担が大きくなることも挙げられます。
それにより作業量が増えて、肉体的にきつくなる傾向にあります。
夜勤がしんどい理由② 精神的な負担
続いて挙げられる理由が、精神的な負担になってきます。
これは先程の睡眠不足の延長線上になるのですが、寝不足な状態が続くと自律神経が乱れてきます。
この自律神経が、実は精神を安定させる役目も担っているのですが、乱れている状態だと正常に働いてくれません。
するとどうなるかというと・・・
精神が不安定になって、うつ状態になったり常に睡眠薬を飲まないと眠れない身体になってしまうのです。
それ以外にも友人や家族との時間を確保しづらいなどの点も挙げられるので、外に出てたくさんの人とワイワイするのが好きな人だと時間が合わないだけでストレスに感じてしまうでしょう。
こういった小さな積み重ねが、「夜勤を辞めたい」と思う人を増やし続ける原因であることは間違いありません。
夜勤明けを少しでも楽にするために
では、そんな夜勤明けを少しでも楽にするための方法をいくつか挙げていきますね。
まず肉体的な負担を減らすためには、とにかく睡眠を取ることが大切になってきます。
上記で光や音が妨害して眠れないというお話をしましたが、これらを解決するには
遮光カーテンやアイマスクを利用して光を遮るのが良いでしょう。
音に関しては耳栓が必須です。
これらを利用するだけで睡眠の質が変わり、楽に休むことができるでしょう。
そして食事は、たんぱく質が多いものや野菜などを中心にして甘いものは控えめにすると胃にかける負担を軽減できます。
そして一番大切なのは、身体を温めることです。
身体を温めることで疲れが取れるだけでなく、乱れた自律神経を整えることができるので精神的な負担も減らせるでしょう。
勿論、趣味や軽い運動など、ご自身が好きだと思えることができればストレス発散に繋がるので
お休みの日にそういったものに取り組むのもいいでしょう。