夜勤の交代勤務は大きく分けて2つあります。
今回はその交代勤務の種類をお話しながら、なぜ夜眠れないのかご説明しますね!
目次
交代勤務の種類
まず、交代勤務の種類についてご説明しますと大きく分けて2つに分類されます。
それが『二交代制』と『三交代制』です。
では、その2つの交代勤務について詳しく見ていきましょう。
①二交代制
まずこちらの『二交代制』は、分かりやすく説明すると日勤と夜勤の両方があるシフトになります。
そのため例を挙げるならば・・・
午前8時から午後5時までの日勤
午後4時から翌日の9時までの夜勤といったシフトで働く働き方。
こちらのシフトは働く時間が長いため、仮眠や休憩時間が長めに設定されているのが特徴的です。
②三交代制
続いて『三交代制』は、文字通り勤務時間を3回に分けるシフトになります。
こちらは先程の『二交代制』の勤務体制にプラスして『準夜勤』が加わります。
そのため『日勤』『夜勤』『準夜勤』のシフトがあるのです。
例を挙げると・・・
午前6時から午後3時(日勤)
午後2時から午後11時(準夜勤)
午後10時から翌日の午前7時までといったシフトになります
そして『三交代制』のシフトは、9時間のシフト(実労働8時間)を三分割しているので、休憩時間は1時間ほどと短めなのが特徴的です。
交代勤務で眠れない理由
続いて交代勤務をしていると、なぜ夜に眠れないのかを説明しますね。
その理由は大きく分けて3つ。
・勤務時間がバラバラであるため、体内時計が狂ってしまう
・体温が高い状態が続いてしまう
・眠るためにのホルモンが分泌されにくい
などが挙げられます。
では、この3つを細かく説明していきますね。
①勤務時間がバラバラであるため、体内時計が狂ってしまう
これは特に『三交代制』に多いかと思われますが、シフトによって勤務時間にバラつきがあると睡眠時間に変化が生じやすくなります。
そのため眠るタイミングが日によって変わるので、仕事中に眠くなってしまったり・・・
逆に眠らなくてはいけないのに、眠れなかったり・・・
体内時計が狂ってしまう状態になります。
②体温が高い状態が続いてしまう
そして眠るためには、いくつか条件があるのですが・・・
そのうちの1つである体温が高い状態が続きやすいとされています。
本来夜になり眠くなると、体温が下がるとされていますが、交代勤務で狂った身体はなかなか体温が下がらない状態になりがち。
そのため更に眠れないといった睡眠障害を引き起こしやすいと言われています。
③眠るためにのホルモンが分泌されにくい
そして何より・・・
眠るために大切なホルモンの分泌がされにくいため、夜にうまく眠れないのです。
実は眠るために必要だとされている『メラトニン』というホルモンが、睡眠のリズムを管理しているのですが・・・
このホルモンは朝に太陽の光を浴びることで活性化されるのです。
しかし準夜勤や夜勤などといた時間に仕事をしていると、太陽の光を浴びる機会は少なくなりがちです。
するとこのホルモンは活性化されないため、夜になっても自然と眠くならず・・・
眠れないといった症状を引き起こすのです。
夜に眠るために・・・
おそらく、こうお思いの方が多いかと思いますので、その方法のついてもお話しますね。
①ストレッチ
乱れた体内リズムを整えるには、いろいろな方法がありますが・・・
一番はストレス発散になることを行うのがいいと思います。
そのため、本当は運動をして身体をほぐしてほしいというのが本音です。
しかし実際に仕事終わりに、運動をする気にはなりづらいですよね?
そこで簡単に運動できるストレッチをオススメします。
特に、夜眠る前や休憩中に行うのがベスト!
ぐっと身体を伸ばすことで、筋肉がほぐれ眠れるようになったり、気分転換にもなります。
②温かいお風呂に浸かる
こちらは主に夜勤明けになるかもしれませんが、温かいお風呂に浸かることをオススメします。
お仕事が終わって、家に帰った時・・・
身体の疲れは限界に達していますよね。
特に睡眠リズムが乱れて眠れない日々が続いているならば、なおさらのこと。
そんな時に温かいお風呂に浸かってゆっくり休むと、副交感神経という休むための神経が活発になるので、眠りやすくなるのです。